「計画」の近年の傾向を探る
計画の出題分野について傾向を考察してみましょう。
過去に出題された分野を分析してみると、以下のようなものになります。
- 環境工学 7問
- 計画各論 9問
- 設備 7問
- 意匠建築史 2問
「計画」の対策
前提として、問題集を繰り返しこなしていく必要があります。
そして各問題について、なぜ合っているのか、間違っているのかを頭に入れながら進めます。
その上で、本分野の中心となる「計画各論」「設備」から重点的に取り組むとよいでしょう。
「計画」の例題
- 空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 空気調和とは、室内の空気の温度、湿度、清浄度、気流分布などを使用目的に適した状態に同時に調整することをいう。
- 定風量単一ダクト方式は、ダクト併用ファンコイルユニット方式に比べて個別制御が容易である。
- 変風量単一ダクト方式は、室内負荷の変動に応じ、サーモスタットによって送風量を増減できる。
- 直だき吸収冷温水器は、夏期、冬期ともに燃料を燃焼させ、冷水または温水を1台で作ることができる。
- 冷却塔は、冷凍機などから冷却水に放出された熱を外気に放散させる装置である。
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- ○ 空気調和とは、室内の空気の温度、湿度、塵あい、気流、臭気、有毒ガス、細菌などの条件を、室内の人間、動物、物品などに対して良好な条件に保つことをいう。
- × 定風量単一ダクト方式は、空気調和機からの単一のダクトで常に一定の送風を可能とする。よって個別制御はできない。
- ○ 変風量単一ダクト方式は、室内負荷の変動に応じて送風量を変化させることができる。
- ○ 直だき吸収冷温水器は、ガスなどの燃料で直接冷媒を暖めてガス化する装置である。冷水または温水を1台で作ることができる。
- ○ 冷却塔は、冷凍機の冷媒から冷却水が奪った熱を、蒸発潜熱により空中に放出させる装置である。