法規

「法規」の近年の傾向を探る

法規の出題傾向を考察してみましょう。
過去問題を分析すると、以下のような傾向になっています。

• 建築基準法を中心とした問題　22問
• 建築士法および関連法規　3問

「法規」の対策

「法規」試験には「法令集」の持ち込みが可能です。
試験と同じ状況を想定し、はじめは1問1問法令集を使って、各問題の根拠が法令集のどこにあるのかを照らし合わせながら進めます。
同時に各問題が、法令集の「何条の何項」に該当しているのかを見るようにします。

また、法令集には事前にタブシールを貼ったり、赤線を引くなどして、インデックスをしておきましょう。

「法規」の例題

2階建、延べ面積200㎡の次の建築物のうち、建築基準法上原則として建築してはならないものはどれか。

1. 第一種低層住居専用地域内の喫茶店兼用住宅で、喫茶店の部分の床面積が50㎡のもの
2. 第二種低層住居専用地域内の理髪店兼用住宅で、理髪店の部分の床面積が160㎡のもの
3. 第二種低層住居専用地域内の老人福祉センター
4. 第一種中高層住居専用地域内の学習塾
5. 第一種中高層住居専用地域内の保健所

2

1. ×　法別表第2（い）項第2号、令第130条の3第2号により、建築可能。
2. ○　法別表第2（ろ）項第2号、令第130条の5第2号により、建築不可。
3. ×　法別表第2（ろ）項第1号（（い）項第9号）、令第130条の4第2号により、建築可能。
4. ×　法別表第2（は）項第5号、令第130条の5の3第1号により、建築可能。
5. ×　法別表第2（は）項第7号、令第130条の5の4第1号により、建築可能。